ニュージーランド〜北島編〜
南島編をUPして直後にNZ(ニュージーランド航空)さんから「トップファン認定」された。偶然にしてもファン心理を突かれたなぁ、素直に嬉しい。
ところで日本のツアーは南島に時間を割いているパターンが多いように思う。北島はオークランドとロトルア、タウポ、トンガリロあたりが一般的でそれ以外となると少々マニアック。首都ウェリントンはキャンベラ同様、観光ではあまり行かない。オークランド以北は未踏の地、今回は最北端のCape Reingaを目指す。
⑦20/03/10(火) CHC/AKL/パイヒア
CHCからAKLへ約1時間のフライト、時間も余裕で予定通りの搭乗。天気も申し分なくクック海峡も綺麗に見えていた。着後レンタカー屋との合流に時間を要したのが痛かった。安モンのレンタカーは空港に事務所なんか無いので電話(スカイプ)して場所確認するもコレがなかなかわからん。ボンビー旅行で自業自得とは言え、せめて到着ロビーで待っといて欲しいんよなホンマ。
AKLはNZ最大の都市で人口は170万弱、国全体で500万足らずなので40%近くがここに居る勘定。周辺都市との合併もあったので肥大している。我が加古川市の姉妹都市Waitakere(以前はワイタケレ市)も今ではオークランド市となっている。ともあれAKLを離れ、レンタカー屋まで連れて行ってもらったが工業団地内のためややこしい所で、4日後の返却時にスムーズにたどり着けるかマジで心配になった。
手続きを済ませてHW20号を北上していると右側にOne Tree Hillが見えてきた。着いたんやなぁと実感。初めてオークランドに来たのが92年か93年なので、かれこれ30年前。空港からダウンタウンに向かうバスの中からコレが見えたのが印象的。さらに進むと高速の分岐点HW16号で、右(東)へ行けば中心部への最短ルートやけど今日は市内には行かんから左(西)へ進める。Westgateという所でまた分岐、左右両方ともHW16号ながら迷わず左へ。右はHW1号と合流する「都会ルート」で、そんなトコより田舎道の方が楽しめそう。郊外はさすがに車は少ない、オマケにバックミラーにはパトカーがうつっている。こんなトコで捕まったらドえらい事、早まる気持ちを堪えた。途中のTauhoaの景色がなかなか雄大、先はまだ長い。
WellsfordからR1号に合流し、ひたすら北上。2時間くらい走ってガマンしていたのが限界になってきた。Whangāreiのスーパーで「出口」だけ満たし、「入口」は車内で運転しながらパクついた。やはり時間が勿体ないのである。南島と違って「町」も点在しており、100km/hで走行し続ける訳にはいかない。Whangāreiを過ぎてからは「田舎道」になってきた。国道といっても前後左右は「牧場」で、今までと風景があまりに違うので地図を見返したりもしたが、OK合っている。「Kawakawa」という地名標識が見えたのでホットしたが名前がなんとも面白い。NZはマオリの影響なのか、ローマ字読みで通ずる地名が多いので日本人には親しみやすさを感ずる。
そのKawakawaが分岐点で、右折(北東)してR11号へ進めば本日の目的地Paihia までは30分程度。狭いクネクネ道を抜けると「Bay of Island」に出る。名の通り島々が点在しているがPaihiaは島ではない。
ここね、着いた瞬間に惚れましたわ。最北端Cape Reingaの起点とするため1泊だけ、しかも通過点扱い。無知ゆえの大失敗で後悔しきり。Paihia以外にRussellなんかも見て回りたいし、クルージングや素潜りもしたいので最低2泊は必要やね。ならばせめてパイヒア近辺だけで見て回ろうと考えを変えてCape Reingaをあっさり断念。次回リベンジを果たすと自身に誓いを立てて留飲を下げた。
AKLランディング Tauhoa Paihia Wharf Paihia Paihia Paihia Wharf クルーズ乗船場 Paihia Wharf
⑧20/03/11(水) パイヒア/オークランド
パイヒアのすぐ北隣に位置しいるのがWaitangi「ワイタンギ条約」で有名やけど実は5教科で唯一成績が良かった社会科に出てきたので名前だけは知っていた。40年前に習った地名に自分が居るとは何やら不思議な気がした。そこへ向かうには「Waitangi One Way Bridge」を通過するが「ワンウェイ」なんで一方通行かと思ったけどさに非ず。幅員が狭く1台しか通れないだけ、まぁそれ程長い橋ではないので対向車が来なければ進めば良い。
後方はRussell Haruru Falls
パイヒアから反時計回りにドライブを続けている内にBay of Islandを一望出来る高台に出た。朝日に照らされた湾の景色の素晴らしかったこと。ただ写真撮った場所がどうやらゴルフ場やったみたい。道なりに進むとハルル滝に出るので見学。そこから北上すれば当初の目的地レインガ岬となるが断念したので南下。
オークランドまでは約4時間のドライブで昨日も通ったR1号線をしばらく走るがWellsford以南は未知。Warkworth、Puhoiという街を過ぎるとオークランドまではもうすぐ。そのまま走れば勝手にHWに入るが直行してもおもろないので寄り道することに。地図を見ていたら海岸に出る道があったのでブラリと立ち寄ったけどŌrewa Beachか?自信はない。
ニュージーランドには「有料道路」が3ケ所有る。それも北島のみで南島には無い。日本と違い料金所も無ければETCの様なシステムでもない。なので高速に乗ったか否かの区別はつかない。ではどうするか?カメラの探知で課金されるシステムらしいので、該当の車(ナンバー)とクレジットカードを登録すればOK。レンタカーも同様でネットで登録さえすれば済む。知識としては知っていた、登録もしようと前日までは思っていた。けど忘れた。どないなるんや?(後述)
再び1号線に合流すると「高速」らしくなってきた。遠くにAuckland Cityも見えてきた。 Harbour Bridgeを渡ればそこはもう街のド真ん中。降りるICが分からんけどそこはテキトー。下に降りるとさすがに車は多い、加えて道路工事や建築ラッシュで思うように進まん。都会は徒歩でブラブラするのがええね。
人も車も満タン Ōrewa Beach? ハイウェイ1号線 Sky Tower Sky Towerより Harbour Bridge
オークランド中心部は坂だらけ、しかも急坂。メインはQueen Streetでこの界隈は「高級」でいわゆる銀座一丁目。縁も興味もないけど「銀ブラ」ならぬ「オーブラ」しながらSky Towerへ。以前は存在すらしていなかったので話のネタに「煙とアホは高い所が好き」やからね、飛行機からの景色はその典型。背丈はアホほど高くないクセに入場料はアホほど高かった。それでも昇るんやからヤッパリ「アホ」ですな。
その気になればいくらでも見どころがあるオークランド、自身のお気に入りはTamakiドライブで特に夕方の景色は抜群。思いを寄せる相手と行けば落ちるんちゃう?アタシャおらんけど。そこにHAMMERHEADSというシーフードレストランがある、いやあったというべきか。どうやら今は無い感じ。30年前の1月に何を食ったか全く覚えていないが午後8時過ぎの夕日が素晴らしかったこととレストランのTシャツを買ったのは覚えている。
結局Tamakiドライブには行かず、カジノにも行かず、以前行った鉄板焼きの「大黒」にも行かずにホテル近くの「ラーメンたんぽぽ」へ。さぁ明日はラスト、どこ行こうか。
⑨20/03/12(木) オークランド
最終日どうしようかと考えた末、結局定番のRotoruaにした。往復500kmで日帰りドライブには最適。往路は1号線を南下しHamilton経由という典型的なルート。Tīrauから5号線に入りしばらく走ると眼下にロトルア湖が見えてきた。NZは日本と同じ火山国なので温泉が多い、その中で有名なのはロトルアで別府市と姉妹都市。文化の違いからか?素っ裸で「温泉」に入る習慣は無いので水着を着て入る。風呂というより温水プールの感覚のようで日本人としてはモノ足りませんな。
話は飛ぶが下呂温泉に「望川館」という旅館がある。以前勤めていた会社でよく利用したが、その望川館にロトルアのホテルのおねーちゃんが研修で来日していたのを思い出した。「なんで下呂なん?別府ちゃうん?」と思ったけどホテル同士が提携しているとのこと、納得。
今回は日帰りなのでハンギディナーもポリネシアンスパも無し。ロトルア湖畔とガバメントガーデンを散策して、世界的に有名なWhakarewarewa(ファカレワレワ)のポフツ間欠泉をチラッと。別府と姉妹都市である事がこんなトコにも出ていますな。帰路も単純往復はおもろないからR 2号線から戻るけど、そこに至るまでにR30号線、R33号線を走る。R33号線沿いにOkere Fallsと言うサインボードが見えたの寄り道したけど、まぁ大した事無かった。その後はR 2号線に出てTaurangaを経由してオークランドに戻るも3ヶ所しかない有料道路を利用する。「未登録」のまま2度目の有料道路を走った。
ガバメントハウス ロトルア湖 Okere Falls
⑩20/03/13(金) AKL/KIX NZ097
北島での足 はぁ〜帰るんか 機内より
いよいよ帰国の日、やっぱり名残惜しいなぁ。97便は正午頃の出発であるがレンタカーのチェックイン(返却)があるのでホテルを早朝チェックアウトして空港に向かうことに。案の定高速(有料3回目)も結構混んでいる。記憶と大まかな地図を頼りにレンタカー屋に無事到着したけど時間が早すぎたかスタッフがおらへん、待つしかない。30分くらい待ってスタッフが「ご出勤」、無事返却して空港に送ってもらった。
楽しい時間はアッという間に過ぎる。仕事ではない100%遊びの旅はなおさら。絶対的な目的というより、ただただ「そこに体を持っていく」スタイルが楽しい。それはニュージーに限った事ではない。有名無名問わず2次元でしか見たことのないところに行って「現場の空気に触れる」て満足を得られる。気力、体力、時間、財力この4要素が用意出来るウチは旅を続けたい。さぁ次はいつ行けるんや?!
あとがき
あたり前やけど向こうで使ったクレカの請求が来る。来んでもええのにと思うけど来る。幸いにも円高のお陰で多少は得した。クレカレートは1NZD=65円前後で70円を割っていた。ショートすれば儲かったハズ。その請求書の中に「NEW ZEALAND POLICE」80ドルという明細が、なんやコレ?と思ったのも後の祭り、「違反の反則金」ですわ。有料道路代は合計で300円程度やのに反則金は5200円やて!しばいたろか〜!!まぁコレもええ経験、二度としませんがね。カジノの負けに比べれば屁みたいなモンですか
教訓その参、知識だけではダメ、ちゃんと手続きしましょう